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兵庫県は8日、サクラやウメなどの樹木を枯死に至らしめる特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の被害拡大を防ぐため、自治会や町内会などの地域団体を対象とした出前講座を新たに開始すると発表した。来春の桜の季節を見据え、住民ぐるみでの早期発見と防除を促進する狙いがある。
クビアカツヤカミキリは、幼虫がバラ科の樹木内部に入り込んで食害し、樹木を枯死させる。繁殖力は極めて強く、1匹のメスが1000個以上の卵を産むこともある。県内では現在、阪神地域を中心に12市町で発生が確認されている。県は既に、成虫が木から出られないように幹にネットを巻くなどの防除対策を進めている。
新たに実施する出前講座では、専門知識を有する県職員が講師となり、地域の集会などに出向く。団体の希望に応じて座学や実演を組み合わせ、発見方法や防除策をわかりやすく説明する。対象は県内で活動するおおむね10人以上の団体で、申し込みは来年2月26日まで受け付ける。
斎藤元彦知事は8日の記者会見で「県民とともにしっかりモニタリングし、発見した場合は早期に通報して撲滅していくことが大事だ」と述べ、県民の協力を呼びかけた。
県は今後、出前講座を通じて地域の防除意識を高めるとともに、引き続き発生状況の監視を強化する方針だ。桜シーズンに向けた注意喚起も行い、被害の拡大防止に全力を挙げる。